名言集講座

講師基本情報

小倉昌男
氏名 小倉昌男(おぐらまさお)
生誕地 東京都
birthday 1924年12月13日 - 2005年6月30日(享年80)
出身校 東京大学経済学部

略歴

小倉 昌男は日本の実業家、ヤマト福祉財団理事長。東京都出身。ヤマト運輸の『クロネコヤマトの宅急便』の生みの親である。 1948年、父、小倉康臣の経営する大和運輸(現ヤマト運輸)に入社、1971年、康臣の後を継いで社長に就任した。個人宅配は儲からない、 翌日配達なんて無理、という物流業界の常識を打ち破り、個人宅配という分野から日本国民の暮らしに豊かさをもたらした人物である。

詳細はwikipedia

【小倉昌男名言集】


1 私が唱える「サービスが先、利益は後」という言葉は、利益はいらないと言っているのではない。先に利益の事を 考える事をやめ、まず良いサービスを提供する事に懸命の努力をすれば、結果として利益は必ずついてくる。それがこの言葉の本意である




2 安全第一、営業第二
安全第一の言葉は、マンネリの代名詞のようなもので、どれだけ実効を上げているか疑問である。というのも、第二がないからである




3 できる、できないを考える前に、すべきかどうかを考えるのである




4 サービス向上には終わりがない。一つの水準に達したら、さらに上の水準を目指す。しかも他社に先駆けて。 それが勝ち続ける企業の条件である




5 経営とは自分の頭で考えるもの、その考えるという姿勢が大切である




6 企業が成長すれば、時と共に組織は肥大化し、官僚的になる傾向がある。経営者は常に組織の肥大化を防ぎ、 活性化の道を探らなければならない




7 宅急便のドライバーは単なる運転手ではなく、セールスマンであるべきだ




8 経営は、攻めの姿勢が大事である。守りの経営では、じり貧になるのは間違いない




9 攻めの経営の神髄は、需要をつくり出すところにある。需要はあるものではなく、つくるものである




10 成功している有名な経営者は、「ねあか」の人が多い。性格が陽性か陰性かは、持って生まれたものだが、 努力によって変わるものだと思う。




11 企業が永続するためには、人間に人格があるように、企業に優れた”社格”がなければならない。 人格者に人徳があるように、会社にも”社徳”が必要なのである。




12 正確で公正な人事考課の制度を確立するのは至難の技だ。そこで私は部下の目で見た「下からの評価」と 同僚による「横からの評価」を取り入れ、社員の人柄を評価することにしている




13 経営者には「論理的思考」と「高い倫理観」が不可欠だと考えている




14 企業の目的は、永続することだと思うのである




15 自分の頭で考えないで他人の真似をするのが、経営者として一番危険な人なのである。論理の反対は情緒である。 情緒的にものを考える人は経営者には向かない




16 経営者は、敏感に時代の風を読まなければならない。今はボーダレスの時代に対応する心構えが必要なのである




17 私はどんなものでもメリットだけのものはない、また逆にデメリットだけのものもない、と考えている




18 サービスを提供する供給者の論理と、サービスを受ける利用者の論理は、正反対の場合が多い。供給者はとかく自分の立場に 立って考える、つまり、自分の都合を中心に考えるのである。でも、それは間違ってはいないか




19 サービスとコストは常にトレードオフ(二律背反)の関係にある。経営者の仕事とは、この問題を頭に入れ、その時その時で どちらを優先するかを決断する事に他ならない




20 人員が増えると人件費が増えるというデメリットは結果であって、その前に生産性が上がる、収入が増える、というメリットが あるはずである。もちろんメリットがなければ人など増やす必要はない。だが、人件費が増えるのは嫌だと言って人を増やさなかったら、 企業の活力は失われてしまうだろう




21 会社の経営においても、具合の悪いところがあったらシクシク痛む事が、健全な経営を続けるために必要である。 そのシクシクと痛みを伝えるのが、労働組合の役目だと思う




22 経営に参画するという事は、社員に働き甲斐を与える事だ。働き甲斐は、日本人にとって生き甲斐である。それは社員に 対し、金銭とは別の喜びを与える事になるのである


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