名言集講座

講師基本情報

樹木希林
氏名 樹木希林(きき きりん)
生誕地 東京都千代田区
birthday 1943年1月15日~2018年9月15日(享年75)
出身校 千代田女学園高校(現 武蔵野大学附属千代田高等学院)

略歴

樹木 希林(きき きりん)は1943年〈昭和18年〉1月15日生まれ、東京府東京市神田区(現・東京都千代田区)出身。 日本の女優。戸籍名、内田 啓子、旧姓:中谷。また、旧芸名は悠木 千帆(ゆうき ちほ)である。 個性派女優として多くのテレビドラマ、映画、舞台に出演する。20代の頃から老人の役を演じ、出演するドラマ、映画などでは老け役が当たり役だった。 2018年9月15日、東京都渋谷区の自宅で家族に看取られ、75年の人生に幕を閉じた。左目の失明、全身癌など、後年は病を抱えながらも、 最後まで女優として第一線で活躍し、2013年3月8日には第36回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。 樹木希林が出演した2018年6月8日公開の日本映画、「万引き家族」(監督 是枝裕和)は、第71回カンヌ国際映画祭において、最高賞であるパルム・ドールを獲得した。

詳細はwikipedia

【樹木希林名言集】


1 世の中には”ばあさん”がいっぱいいるじゃない?でもばあさんは自分がばあさんだとは思っていない。女優はね”ばあさん”をやろうとするのよ。 でも私は私のまんま出ている。娘の也哉子に言われるのよ。「おかあさん なにやっても一緒よね」って。「そりゃそうよ だって私が出ているんだもの」って 答えますけどね。演じるっていうのはね 頑張ることじゃないの




2 小さなことの積み重ねが 映画の中の「日常」にリアリティーを加えていく。でもそれは 普段からいろいろ見ていないとできない。 私は普通に電車に乗るし、Suicaも持ってますよ




3 私は人それぞれの命の限りは決まっているような気がする。
死と言うものは そんなに特別なことじゃないんだ 日常の中にある出来事として




4 嫌な話になったとしても顔だけは笑うようにしているの 井戸のポンプでも動かしていれば そのうち水が出てくるでしょう 同じように面白くなくてもにっこり笑っていると だんだん嬉しい感情がわいてくる




5 私自身”絆”というものをあまり信用していない 人に対しても家族に対してもそう  信用しすぎたり 期待しすぎたりすると お互いに苦しくなっちゃうから




6 死に向けて行う作業は おわびですね 謝るのは お金がかからないから ケチな私にはピッタリなのよ  がんは ありがたい病気よ 周囲の相手が自分と真剣に向き合ってくれますから




7 病気は ただ治すだけではつまらないのよ 病気によって いろんなよじれが見えてきて 人生が変わる  病気は「賜りもの」だと思っています




8 (人生を楽しむためには) 人と比較しない 世間と比較しない事




9 70歳になりまして 一つずつ持っているものをそいでいく 省略していく そんなふうな時間になっております




10 お釈迦様は自分に背いていく提婆達多がいたから 悟りを得る事が出来たっておっしゃるのよね  自分にとって不都合なものをすべて悪としてしまったら そこからは何も生まれない

※提婆達多(だいばだった)...釈迦の弟子だったが、後に釈迦をねたんで敵対し、悪行を重ねて生きながら地獄に落ちたと伝えられる。




11 形になって残るものというのは もう滅多に欲しいとは思いませんね 物の冥利を考えちゃうんですよね 物が最後まで  あぁ 私は十分に役を果たして 終わりました  ティッシュ一枚でもそういう風にこのティッシュが思ったかなっていう そんな 感じ方をするんですよね
(物を最後まで大事に使い切るのと同じように)日々 自分の生活っていうのは 自分の身を始末していくような感覚でいる



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